準備段階のアーカイブ・・・その2

みなさん、こんにちは。藤原直哉です。

実は環境省が2050年に温暖化ガスの80%削減を行うためのプログラムを考えて今年の08月に公表しています。

http://www.env.go.jp/earth/info/80vision/

ここに2つの案があります。ビジョンAとビジョンB。当NPOはどちらかと言えばビジョンBの考え方に近いと思いますが、日本再生のための政策を考えるとき、このビジョンBにも決定的に欠けているポイントがいくつかあると思います。

わたしが気になるポイントは、

1、人が生きて求める価値観を20世紀のままにして、技術で問題を克服しようとしているところ。病気になったから医者に行って薬をもらって、病気に強い体に体質改善して、それで何をやるのかといえば病気なるまでと同じ乱れた生活・・・。

2、雇用のこと。ハイテク技術も大切ですが、世の中はいろいろなひとで出来ています。すべての人に参加のチャンスがあって、すべての人の個の花が咲くチャンスがあるように世の中の根本的な戦略は立てなければなりません。どうやってこれで多階層の雇用を増やすかです。ほかにもありますが、この2点は、そもそもの問題として一番最初によく考えてから戦略を立てなければあとからうまくいかなくなります。

私が以前から提唱している観光立国と新しい農業は、この2点にスポットをあてたものなのです。それが大きな抵抗もなくこの5年ぐらい世の中に浸透した様子を見ると、時代が求めるものははっきりしていると思います。そしてこの大きな枠組みはどうしても政治が作らないと、誰も作る人がいないのです。

そんなことを考えています。どうぞみなさんのご意見をお聞かせください。