株式会社前川製作所さんを訪問して、 前川正雄顧問をはじめ、製品開発の皆様にもいろいろと貴重なお話を伺いました。

5.質疑応答
6. 前川顧問 x 藤原直哉対談 「すみわけの経営」
社内見学
当日は、この勉強会の後、社内を見学させていただきました。
前川製作所は門前仲町の駅から川を渡る手前からはっきりとわかるようにひと際輝く本社ビルがあります。 この建物からしてただものではない会社だと感じさせられます。
それもそのはず、創業80周年記念事業として環境配慮と200年建築をテーマに建設されましたとのことです。 グッドデザイン賞にも選ばれています。
共同体、場のお話が上にも出てきますが、社員の方たちのコミュニティスペース 17:30 以降は社員が自由に使ってもよい場となっていて、バーカウンターなんかもありお酒なんかも自分達で用意して飲めます。
またテーブルも丸いものを採用し、コミニケーションをとりやすくするための工夫がされています。 絨毯も丸見のあるデザインだったり、チェアもこだわりのものだそうです。
居室はこのようにパーティションは低く、部屋の中央には自由に使える打ち合わせスペースがあります。
すごいのが、この階段です。各階はこのように階段でつながっています。これは社員のアイデアで作られたそうです。 床は板張りでとても居心地の良いスペースになっています。外は川沿いの景観でとても美しい景色が眺められます。
自動販売機は他社製だけれどももちろん自然冷媒のものを使用しています。わざわざ入れ替えてもらったそうです。
空調は床吹き出し空調、エコでありながらも職場環境の快適性を重視しています。
本社ビル 2010 グッドデザイン賞
前川製作所は暗黙知を重視した場の経営と言われるだけに、まさにリアルな場としての本社ビルはとても美しく、随所にコミニケーションのためのさまざまな試みがなされておりとても素晴らしい社屋でした。
- すみわけの経営
- 20代、30代、40代を「動」の時代、50代、60代、70代を「静」の時代ととらえた動と静によるイノベーションの創出
- 暗黙知を重視した「場」の経営
- 顧客ニーズという"暗黙知"を顕在化させて社内外の垣根を超えた「共創」で商品化
- 30年を見据えた商品開発
などなど非常に貴重な学びのある勉強会でした。是非以上のお話を参考にお聞きください。 前川製作所の皆様方ありがとうございました。